
脳卒中看護認定看護師
特定行為研修修了看護師 栄養及び水分管理コース 永谷 魅香
私は、脳神経外科、整形外科病棟で脳卒中患者さんの看護を行ううちに、もっと脳卒中のことを知り、より良い看護を行いたいと思うようになりました。当時の上司や、看護部長のバックアップもあり、認定看護師を目指すことを決めました。病棟の仲間や、家族、病院の支えがあり、認定看護師の資格を取得することができました。
現在整形外科病棟で勤務しており、高齢患者さんの全身麻酔前後での水分管理の必要性を感じ、2024年には、「栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連」の管理特定行為研修を終了し、特定認定看護師としても勤務しています。脳卒中看護は発症予防から再発予防が重要です。もし発症したとしても、超急性期から回復期、生活期までの治療・看護を当院で完結することができ、当院の強みとなっています。
脳卒中は、発症予防が非常に大切です。また、発症後の生活次第で再発を抑えることもできます。現在、市民の方を対象に、医療講演で発症、再発予防の重要性を伝えています。また、安心してご自宅で生活ができるように「脳卒中看護外来」を立ち上げました。
患者さんへの看護は1人ではできません。看護師やリハビリテーションスタッフを始め、多職種で患者さんの思いをかなえるために日々、最善のケアを提供できるように取り組んでいます。患者さんの「残された機能と共に生きる」ためにつらい治療やリハビリテーションに取り組む姿からたくさんのことを学び、笑顔で退院される姿を見てうれしく思うと同時にやりがいを感じています。