HCU

HCU(高度治療室)では脳神経外科、心臓血管外科の全身麻酔の手術後、カテーテル治療後の患者さんや、重症心不全、脳卒中、重症肺炎などの全身状態が不安定であったり、重症化のリスクがある患者さんが入室されます。

全診療科が対象であり、急性期の様々な疾患の患者さんや、人工呼吸器やPCPS(経皮的心肺補助装置)、IABP(大動脈バルーンパンピング)等の医療機器を使用している患者さんが多く、高度な専門的知識や技術が必要となります。多職種カンファレンスや勉強会を継続して行う事で看護の質の向上を目指し、個々の患者さんに応じた適切なケアが提供でき、同時に家族への関わりも大切に支援していけるように努めています。

HCUという環境で、入室期間は2-4日と短いですが、看護配置基準は、患者さん4人に対して看護師1人です。一般急性期病棟と比較して、より手厚い看護により、1人1人の患者に関わる時間は長く、患者さんの個別性にあわせた看護やケアが行えます。

HCUの看護師は患者さんの全身管理を行いながら、異常の早期発見ができるように観察力やアセスメント能力が鍛えられます。また身体面の管理だけでなく、精神的なサポートも重要な役割になります。患者さんの回復と全身状態の安定により、一般病棟へ移って頂けるように、心を込めて看護ケアを行っています。私たちと一緒にHCU看護を勉強しましょう!