7階北病棟は療養病棟です。急性期の治療を終え、全身状態が比較的安定しているものの、喀痰吸引や経管栄養等の必要があるため、退院が難しい患者さんが多く入院しています。看護師は患者さんの日常生活援助を中心とした看護を行うとともに、患者さんに皮膚トラブルを起こさないケアにも力を入れています。

最近では、終末期の患者さんを多く受け入れるようになりました。患者さんの声に耳を傾け、患者さんや家族の意向などをできるだけ叶えられるようスタッフ間で話し合い、看護・介護を提供しています。ここで最期を迎えられてよかったという患者さんや家族の声を聞くことが大きな喜びです。

療養病棟は患者さんや最期を迎えるというイメージが強いですが、中には自宅へ退院できる患者さんもおり、早い段階で家族やソーシャルワーカー等と連携をとり、退院調整を行なっていくことが看護師の重要な役割となってきています。療養病棟での退院調整のあり方を見直し、退院調整を推進していきたいと考えています。